デリカフーズホールディングスは下値固め完了、19年3月期増収増益予想で上振れ余地

株式市場 銘柄

 デリカフーズホールディングス<3392>(東1)は、外食・中食産業向けに野菜の卸売を展開している。19年3月期増収増益予想である。そして上振れ余地がありそうだ。株価は反発力の鈍い展開だが、下値固め完了して出直りを期待したい。

■外食・中食産業向け野菜卸売を展開

 農業と科学者の目を持った「業務用の八百屋」として、外食・中食産業向け業務用カット野菜など野菜の卸売を展開している。

■19年3月期増収増益予想で上振れ余地

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比4.7%増の390億円、営業利益が5.1%増の7億30百万円、経常利益が4.9%増の8億円、純利益が0.2%増の4億77百万円としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比7.9%増の297億51百万円、営業利益が27.5%増の5億99百万円、経常利益が25.1%増の6億49百万円、純利益が15.8%増の3億89百万円だった。営業強化、海外産地・国内産地開拓による調達力強化、物流子会社エフエスロジスティックスの事業拡大による増収効果に加えて、第3四半期に野菜調達価格が安定したことも寄与して2桁増益だった。

 第3四半期累計の進捗率は売上高76.3%、営業利益82.1%と順調である。通期予想に上振れ余地がありそうだ。

■株価は下値固め完了

 株価は反発力の鈍い展開だが、1300円台で推移して下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。3月20日の終値は1329円、今期予想連結PERは約21倍、時価総額は約99億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  2. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  3. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  4. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  5. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  6. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る