
■高純度リコピン量産実証で思惑、NEDO拠点連携が材料視
Green Earth Institute<9212>(東証グロース)は3月12日、80円高の460円(10時09分)とストップ高と急伸している。10時11分時点の出来高は100万8300株、売買代金は約4億3752万円となり、短時間での大商いとなった。
材料視されたのは、ハリマ化成グループ<4410>(東証プライム)が同日発表した高純度リコピンおよび高機能リコピンの開発である。同社は公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE)との共同研究により、スマートセルを用いたバイオプロセスでリコピンを量産する技術を確立し、商用スケールでの培養実証に成功したと発表した。
この培養実証は、NEDO事業の一環として「関東圏バイオファウンドリ拠点」で実施されており、その拠点がGreen Earth Instituteである。バイオ製造基盤としての役割が改めて注目された形だ。ハリマ化成グループは2026年度内の製品上市、2030年度に売上高20億円規模の事業化を目指すとしており、同社のバイオ量産インフラへの期待が株価を押し上げたとみられる。
Green Earth Instituteはバイオものづくりの研究開発支援やバイオファウンドリ事業を手掛ける企業で、カーボンリサイクル関連の国家プロジェクトにも関与する。今回のリコピン量産実証は、スマートセル技術を活用したバイオ由来製品の商業化可能性を示す事例と位置づけられ、市場では同社のバイオ生産プラットフォームの拡張性への思惑が強まった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























