【株式市場】日経平均は5円高だが3日連続最高値を更新、後場は、半導体株などに調整一巡の兆しも

◆日経平均は3万9239円52銭(5円81銭高)、TOPIXは2678.46ポイント(4.84ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億3983万株

 2月27日(火)後場の東京株式市場は、半導体関連株が前場に続き高安混在のままだったが、レーザーテック<6920>(東証プライム)は一段強含み、調整一巡をうかがわせる様子となり、安川電<6506>(東証プライム)も中盤にかけて一段と上げ中国景気への不安後退を示唆。日本製鉄<5401>(東証プライム)も一段と強含んだ。前場活況高のみずほFG<8411>(東証プライム)や野村HD<8604>(東証プライム)は売買交錯に転じたが第一生命HD<8750>(東証プライム)は一段高の場面が。日経平均は40円安で始まり、中盤に下げ幅約90円まで軟化したが、大引けは小じっかりで約34年ぶり最高値を3日連続更新。TOPIXも最高値を2日連続更新した。

 後場は、日立造船<7004>(東証プライム)が前引けにかけての高値圏で終始上げ幅を保ち全個体電池の初受注を好感、野村マイクロ・サイエンス<6254>(東証プライム)は業績上振れ期待など言われて一段ジリ高。アズジェント<4288>(東証スタンダード)は自動車セキュリティ製品への期待など言われて一段と出直りストップ高。フォーサイド<2330>(東証スタンダード)は「新たな事業の開始及び子会社設立」発表を受けた2月初からの上げ相場が佳境入りとされ前場一段高ストップ高のまま大引けまで買い気配。EduLab<4427>(東証グロース)はAIの文章を自動判別する技術の開発など好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は18億3983万株(前引けは9億8493万株)、売買代金は4兆9907億円(同2兆6944億円)。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は946(前引けは1073)銘柄、値下がり銘柄数は688(同534)銘柄。

 東証33業種別指数は15業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉄鋼、銀行、機械、証券商品先物、倉庫運輸、電気機器、医薬品、情報通信、非鉄金属、ガラス土石、輸送用機器、鉱業、保険、などだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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