アイリッジは21年3月期通期予想を下方修正だが売上総利益率改善基調

(決算速報)
 アイリッジ<3917>(東マ)は2月12日の取引時間終了後に21年3月期第3四半期累計連結業績を発表した。新型コロナウイルスの影響で減収だが、売上総利益率改善や販管費抑制で営業黒字だった。通期予想は新型コロナウイルス感染再拡大の影響を考慮して下方修正したが、売上総利益率改善基調を期待したい。株価は12月の昨年来高値圏から反落してモミ合う形だ。目先的には下方修正を嫌気する可能性もあるが下値限定的だろう。

■21年3月期3Q累計営業黒字、通期予想は下方修正

 21年3月期第3四半期累計連結業績は、売上高が前年同期比18.7%減の31億16百万円、営業利益が12百万円の黒字(前年同期は47百万円の赤字)、経常利益が21百万円の黒字(同46百万円の赤字)、四半期純利益が26百万円の赤字(同70百万円の赤字)だった。

 月額報酬は30.6%増収と伸長した。アプリ開発・コンサル・プロモーション等は27.0%減収だった。アプリ開発を中心とするマーケティング領域は好調だが、新型コロナウイルスの影響でオフラインプロモーションが減少した。ただし開発体制強化や内製化率向上で売上総利益率が7.9ポイント改善し、販管費抑制も寄与して営業黒字だった。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高9億81百万円で営業利益28百万円の赤字、第2四半期は売上高11億04百万円で営業利益13百万円の黒字、第3四半期は売上高10億31百万円で営業利益27百万円の黒字だった。第2四半期から営業黒字に転換している。

 通期連結業績予想は下方修正して、売上高が20年3月期比21.3%減の42億円、営業利益が56.1%減の50百万円、経常利益が56.1%減の50百万円、当期純利益が10百万円の黒字(20年3月期は81百万円の赤字)とした。

 新型コロナウイルス感染再拡大によるオフラインプロモーションへの影響を考慮して通期予想を下方修正した。ただし各利益は黒字を確保する見込みだ。また成長再加速に向けた投資の再強化を図るとしている。売上総利益率改善基調を期待したい。

■株価は下値限定的

 株価は12月の昨年来高値圏から反落してモミ合う形だ。目先的には下方修正を嫌気する可能性もあるが下値限定的だろう。2月12日の終値は1140円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1円49銭で算出)は約765倍、時価総額は約77億円である。

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