【株式市場】日経平均は139円安となり5日続落、後場は小動きのなか原発関連株など活況

株式市場 取引所

◆日経平均は2万8313円47銭(139円28銭安)、TOPIXは1967.18ポイント(4.26ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億2293万株

 8月24日(水)後場の東京株式市場は、東京電力HD<9501>(東証プライム)や三菱重<7011>(東証プライム)が一段高となり、原発再稼働を巡る朝の大手紙報道に続き、11時前に首相が次世代炉の開発に踏み込む模様と伝えられたことなど好感。前場活況高の石油系資源株は一服模様となったが、日経平均は137円安で始まり、大引けまで103円安の2万8350円を這うように小動きで推移し、前日比では5日続落となった。

 後場は、東邦亜鉛<5707>(東証プライム)が円安効果への期待などで一段高。フジタコーポ<3370>(東証スタンダード)は農業ビジネス開始など好感され前場ストップ高に達したまま後場は大引けまで買い気配。THEグローバル社<3271>(東証スタンダード)は大株主が保有株をSBIホールディングス<8473>(東証プライム)に譲渡とされ思惑膨らみ朝から大引けまで終日ストップ高。ソレキア<9867>(東証スタンダード)は富士通<6702>(東証プライム)の量子コンピュータ開発で恩恵との期待など言われ2日連続ストップ高。チエル<3933>(東証スタンダード)は教育委員会向けに新通信管理システムとの発表で後場一段と上げストップ高。TORICO<7138>(東証グロース)は韓国発の漫画アプリ「ピッコマ」が東証上場を準備と伝えられ類似銘柄として注目度高まるとの期待など言われ前引けストップ高に達したまま大引けまで買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算は10億2293万株(前引けは5億2709万株)、売買代金は2兆2916億円(同1兆1766億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1005(前引けは1013)銘柄、値下がり銘柄数は734(同732)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、鉱業、パルプ紙、ゴム製品、卸売り、銀行、建設、非鉄金属、ガラス土石、機械、石油石炭、その他金融、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る