【株式市場】日経平均は33円高を上値に一進一退だが好決算銘柄や材料株は強い

株式

◆日経平均は2万1627円87銭(59円70銭安)、TOPIXは1600.60ポイント(7.06ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億7027万株

チャート14

 4月811日(木)前場の東京株式市場は、NYダウが小反発にとどまったことなどを受け、日経平均は24円安で始まったが、やはり軟調に始まったソニー<6758>(東1)がほどなく堅調転換するなどで、日経平均も強含む展開になり、10時30分頃には33円19銭高(2万1720円76銭)まで上げた。前引けにかけては、中国のシンクタンクが発表した3月のスマホ出荷台数が鈍化と伝わり、59円70銭安(2万1627円87銭)となった。東証2部指数、ザーズ指数も小安いが、日経JASDAQ平均は高い。

サイゼリヤ<7581>(東1)が大きく反発し、10日に8月決算の見通しを一部下方修正したが12~2月の6四半期ぶり増益などが言われて活況高。パイプドHD<3919>(東1)は今期の収益急回復の見通しなどが注目され買い気配のまま値つかずのストップ高。アスカネット<2438>(東マ)は空中結像技術による「触れないタッチパネル」などが注目され7日続伸。高見沢サイバネティックス<6424>(JQS)は新紙幣関連株の中でも値運びの軽さが注目されて連日急伸。

 東証1部の出来高概算は5億7027万株、売買代金は9924億円。1部上場2140銘柄のうち、値上がり銘柄数は645銘柄、値下がり銘柄数は1407銘柄となった。(HC)

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