京セラは配当性向の引き上げと増配など好感されて年初来の高値

株式市場 銘柄

■純利益が前期30%増加し今期は20%の増加を見込む

 京セラ<6971>(東1)は4月26日、飛び出すように上値を追い、取引開始後に6%高の7255円(401円高)まで上げて年初来の高値を更新した。25日の取引終了後、2019年3月期の連結決算と今期・20年3月期の見通し、配当性向の引き上げなどを発表。好感買いが集まっている。

 19年3月期の連結業績は(IFRS)は、親会社の所有者に帰属する当期利益が前期比30.4%増加して1032.10億円となり、今期の見通しは21.1%増の1250億円の見込みとした。予想1株利益は345円10銭。

 また、株主還元のさらなる充実を目的に、2020年3月期から、連結配当性向をこれまでの「40%程度」から「50%程度」に引き上げるとし、20年3月期の年間配当金は1株当たり160円を予定するとした。19年3月期の年間配当は記念配当20円を含めて140円とした。(HC)

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