ケンコーマヨネーズの19年3月期は前回予想を上回る数値で着地

■今期20年3月期は増収増益予想で、年間配当31円と1円増配を見込む

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東1)の19年3月期は、前回予想を上回る数値で着地した。なお、今期20年3月期は増収増益予想で、年間配当31円と1円増配を見込む。

 前19年3月期は、グループ生産拠点の能力増強に向け、連結子会社であるダイエットクック白老の新工場が18年4月に稼働し、関東ダイエットクック神奈川工場が18年6月に稼働した。また、静岡富士山工場第2工場が19年2月に稼働し、西日本工場も増築工事が完了し19年3月に竣工した。しかし、新工場の立ち上げから軌道に乗せるまでの新工場関連費用が当初予想より増加したことにより11月9日に第2四半期と通期の業績予想を下方修正した。

 ところが、15日発表された19年3月期連結業績は、売上高739億89百万円(前年同期比1.7%増)、営業利益31億16百万円(同25.3%減)、経常利益31億45百万円(同24.2%減)、純利益22億96百万円(同20.2%減)と前回予想を上回る結果となった。

 前19年3月期は、生産拠点への投資と共に、新工場の立ち上げから軌道に乗せるまでの新工場関連費用が嵩んだことから増収減益となったが、今期は前期の生産拠点への投資が貢献することで、増収増益を見込む。

 ちなみに、20年3月期連結業績予想は、売上高760億円(前期比2.7%増)、営業利益33億円(同5.9%増)、経常利益33億円(同4.9%増)、純利益23億50百万円(同2.3%増)と増収増益を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る