ゼンリンが出直り強める、第1四半期は反動減とされ3週間ぶりに大台を回復

■引き続き地図データとAIなどによる最適配送への取り組みなど注目される

ゼンリン<9474>(東1)は7月30日、出直りを強めて始まり、取引開始後に5%高の2053円(98円高)まで上げて7月9日以来3週間ぶりに2000円の大台を回復した。29日に発表した第1四半期(4~6月)の連結決算は各利益とも赤字だったが、前期の大型受注の反動減が主因のため想定済みだったようで、引き続き地図データとAI、ドローンによる最適配送実験への取り組みなどが注目されている。

 同社の事業は「季節変動が激しく」「第4四半期連結会計期間に売上が集中する傾向」がある。また、地図データベース関連事業で、前期に発生した受託データ販売の反動減があった。第1四半期の連結営業利益は6.34億円の赤字だったが、通期の見通しは期初予想を継続し59.0億円(前期比1.3%の増加)とし、純利益も期初予想通り40.0億円(同24.7%の増加)、予想1株利益76円52銭とした。(HC)

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