【株式市場】日経平均は後場一時580円安となり今年3月以来の下げ幅で大幅反落

株式

◆日経平均は2万1087円16銭(453円83銭安)、TOPIXは1533.46ポイント(33.89ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加し15億4404万株

チャート14

 8月2日(金)後場の東京株式市場は、米国の対中関税第4弾に加え、日本が韓国を優遇措置対象から除外決定したことも様子見姿勢を強める要因になり、日経平均は544円安で始まった。昼12時半に四半期決算を発表した旭化成<3407>(東1)は第2四半期の業績見込みを下方修正し、13時半前に発表したトヨタ自動車<7203>(東1)は3月通期の見通しを下方修正。日経平均は13時半頃に580円90銭安(2万960円09銭)まで下押した。大引も下げ幅は400円台となり、下げ幅では3月25日(650円安)以来の大きさ。前日比で大幅に反落した。

 後場は、帝人<3401>(東1)がいきなり急伸し、昼に発表した四半期決算を好感。31日に発表した日本エム・ディ・エム<7600>(東1)はジリ高傾向を継続。13時に発表したアオイ電子<6832>(東2)は急伸。手間いらず<2477>(東マ)はきょう2日に発表の予定とあって14時頃から次第に上値を追い、ワークマン<7564>(JQS)は猛暑関連でもあるとされて一段ジリ高。

 東証1部の出来高概算は増加して15億4404万株(前引けは7億1195万株)、売買代金は2兆8250億円(同1兆3334億円)。1部上場2149銘柄のうち、値上がり銘柄数は129(同130)銘柄、値下がり銘柄数は1994(同1989)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全業種が値下がり(前引けも全業種が値下がり)し、値下がり率の小さい業種をみると、電力・ガス、空運、不動産、精密機器、情報・通信、医薬品、陸運、食料品、などだった。(HC)

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