【株式市場】首相辞任と14時過ぎに伝わり日経平均は一時614円安となり大引けも3日続落

株式

◆日経平均は2万2882円65銭(326円21銭安)、TOPIXは1604.87ポイント(11.02ポイント安)、出来高概算(東証1部)は後場増えて16億6616万株

 8月28日(金)後場の東京株式市場は、前引けにかけて回復した地合いを受け、トヨタ自動車<7203>(東1)が一段高。日経平均は取引開始後に167円27銭高(2万3376円13銭)まで上げて前場の高値を上回った。その後も高値圏で推移。ただ、14時過ぎ、「首相は辞任の意向」などと伝えられるとイムラ封筒<3955>(東2)は急伸したがトヨタなどが急落し、日経平均も14時10分には614円07銭安(2万2594円79銭(前日比)まで急落。大引けは300円安まで戻したが3日続落となった。

 後場は、みずほFG<8411>(東1)などの大手銀行株が終盤に大きく値を消しながらも前日比プラス圏を保ち、イオンファンタジー<4343>(東1)は証券会社による投資判断などで14時頃まで一段高となり終盤も堅調。フルッタフルッタ<2586>(東マ)は第三者割当増資による株数増加が嫌われての下げ一巡とされ資金調達の面を評価と出直り拡大。麻生フオームクリート<1730>(JQS)は安倍首相辞任なら麻生さんが代理にとされて急伸。

 東証1部の出来高概算は回復し16億6616万株(前引けは6億8713万株)、売買代金は2兆8251億円(同1兆1707億円)。1部上場2172銘柄のうち、値上がり銘柄数は568(前引けは1282)銘柄、値下がり銘柄数は1543(前引けは784)銘柄。

 また、東証33業種別指数は23業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位は、保険、銀行、不動産、陸運、海運、空運、繊維製品、その他金融、などとなった。(HC)

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