オンコリスバイオファーマが活況高、新薬開発の新戦略など注目される

■テロメライシン開発の戦略的な方針変更を発表

オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は8月5日の後場寄り後に2146円(100円高)前後で推移し、出来高をともない大きく出直っている。2日付で、「がんのウイルス療法テロメライシン開発の戦略的な方針変更並びに資金使途変更に関するお知らせ」と第2四半期決算(2019年1~6月)を発表し、注目集中となった。

 テロメライシンの実用化開発について、今後、中外製薬<4519>(東1)に導出した日本・台湾でのテロメライシンの臨床開発並びに商業化は、導出先の中外製薬に主導が移行していく。オンコリスバイオファーマは、メラノーマ領域の開発を戦略的に終了させ、テロメライシンの欧米での免疫チェックポイント阻害剤併用を主体とした試験の推進を加速させていく。胃がん及び胃食道接合部がんを対象とした臨床試験は進行している。また、米国で免疫チェックポイント阻害剤と放射線療法を併用した頭頸部がんPhase2臨床試験を開始する準備を進めている。さらに、今後も新たな領域への展開を試みることにより、本剤の価値の最大化を図っていく。(HC)

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