【株式市場】全般大幅安だが米大統領の利下げ催促期待などあり後場は底堅い

株式

◆日経平均は2万405円65銭(249円48銭安)、TOPIXは1483.85ポイント(15.65ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億3861万株

チャート12

 8月15日(木)後場の東京株式市場は、日経平均がほぼ前引けと同水準の255円安で始まったあと、東京エレクトロン<8035>(東1)などが再び軟化したため13時過ぎにかけて300円安に迫る場面があった。その後、トランプ大統領はもともと経済界の人だから金融当局に利下げを強制するのではとの期待が言われ、日経平均は徐々に持ち直した。前日比では大幅反落だが、8月6日の下げに対置する2番底になる可能性を残した。

 後場は、アミューズ<4301>(東1)が14日発表の四半期決算と業績予想の増額を材料に一段と強含む場面を見せ、那須電機鉄工<5922>(東2)はも一段高となり前週発表の四半期決算などへの評価が衰えず5日続伸。カオナビ<4435>(東マ)は第1四半期決算が好感されて大引けまで買い気配のままストップ高。キャンディル<1446>(東マ)は株式2分割などが好感されて一段高。フェローテックHD<6890>(JQS)は第1四半期決算での構造改善効果などが注目されて急伸。

 東証1部の出来高概算は11億3816万株(前引けは6億690万株)、売買代金は1兆9862億円(同1兆184億円)。1部上場2149銘柄のうち、値上がり銘柄数は272(同192)銘柄、値下がり銘柄数は1812(同1910)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けも全33業種)が値下がりし、値下がり率の小さい業種は、電力・ガス、空運、電力・ガス、陸運、情報・通信、建設、医薬品、証券・商品先物、その他製品、などとなった。(HC)

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