【株式市場】日経平均は一時303円安だが配当落ち分160円あり実質140円安にとどまる

株式

◆日経平均は2万1779円99銭(268円25銭安)、TOPIXは1597.52ポイント(25.75ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億47万株

チャート14

 9月27日(金)前場の東京株式市場は、日経平均の先物が海外で重く、NYダウも反落したことなどを受け、日経平均は先物主導となり113円安で始まった。トヨタ自動車<7203>(東1)三菱商事<8058>(東1)が時間とともに下げ幅を広げるなど、主力株の中に下押す銘柄が見られ、日経平均は11時頃に303円71銭安(2万1744円53銭)となり、前引けも268円25銭安(2万1779円99銭)だった。
主な株価指数はそろって安い。

 この日は、9月末の配当権利落ち日になり、日経平均ベースでの配当落ち幅は160.05円と伝えられた。このため、日経平均の妥当値は前日比160円安になり、前引けは実質的に100円安程度とみることができる。

KLab<3656>(東1)GameWith<6552>(東1)などのオンラインゲーム株が高く、アイスタディ<2345>(東2)は10月1日付で子会社化する企業が注目されてストップ高。共同ピーアール<2436>(JQS)は宇宙ビジネスの新会社設立が注目されて急伸。インパクトHD<6067>(東マ)は監理銘柄解除が好感されて急伸。

 東証1部の出来高概算は6億47万株、売買代金は1兆148億円。1部上場2150銘柄のうち、値上がり銘柄数は303銘柄、値下がり銘柄数は1792銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る