クリナップの今期第2四半期は、増収大幅増益で黒字転換のV字回復

株式市場 銘柄

◇全国102か所のショールームでのイベント活動などが奏功

 クリナップ<7955>(東1)の今期第2四半期は、全国102か所のショールームでのイベント活動などが奏功し、増収大幅増益で黒字転換のV字回復となった。

 厨房部門では、システムキッチン「S. S./CENTRO(セントロ)」、「クリンレディ/STEDIA(ステディア)」、「ラクエラ」は共に数量、金額とも増となり、厨房部門の売上高は前年同期比11.6%増の426億90百万円となった。

 浴槽・洗面部門では、システムバスルーム「アクリアバス」は数量、金額とも増、「ユアシス」は数量、金額とも減、洗面化粧台においては数量、金額とも増となった。この結果、浴槽・洗面部門の売上高は前年同期比2.0%増 の85億67百万円。

 また、生産面では、東西の生産拠点での生産性向上、VE(価値工学)活動を推進し、原価低減に努めた。

 その結果、20年3月期第2四半期連結業績は、売上高547億78百万円(前年同期比9.8%増)、営業利益22億24百万円(前年同期△11億59百万円)、経常利益22億56百万円(同△10億95百万円)、純利益15億72百万円(同△12億86百万円)となった。

 第2四半期は大幅増益で黒字転換のV字回復となったが、通期業績予想は当初予想を据え置いている。

 ちなみに、20年3月期通期連結業績予想は、売上高1080億円(前期比3.4%増)、営業利益24億50百万円(前期△4億65百万円)、経常利益25億円(同△3億76百万円)、純利益15億円(同△7億04百万円)を見込んでいる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る