テイ・エス テックは戻り歩調、20年3月期減収減益予想だが21年3月期の収益回復期待

株式市場 銘柄

 テイ・エス テック<7313>(東1)はホンダ系の自動車シート部品メーカーである。20年3月期は下方修正して減収減益予想だが、21年3月期の収益回復を期待したい。株価は水準を切り上げて戻り歩調だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■ホンダ系の自動車シート部品メーカー

 ホンダ<7267>系の自動車シート部品メーカーである。世界14ヶ国にグローバル開発・生産体制を構築し、欧米の大手自動車・二輪車メーカー向けの受注拡大も推進している。

■20年3月期減収減益予想だが21年3月期の収益回復期待

 20年3月期の連結業績(IFRS)予想(10月31日に下方修正)は、売上収益が19年3月期比7.8%減の3800億円、営業利益が14.9%減の330億円、親会社所有者帰属純利益が16.9%減の214億円としている。

 第2四半期累計は、売上収益が前年同期比5.2%減の1917億91百万円、営業利益が4.4%減の177億73百万円、親会社所有者帰属純利益が4.0%減の111億01百万円だった。ホンダ4輪車用シート生産台数減少、為替影響、機種構成変化などで減収減益だった。

 20年3月期は下方修正して減収減益予想だが、21年3月期の収益回復を期待したい。

■株価は戻り歩調

 株価は水準を切り上げて戻り歩調だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。11月26日の終値は3435円、時価総額は約2336億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る