【株式市場】経済対策への期待など支えに日経平均は後場も強く3日ぶりに反発

株式

◆日経平均は2万3300円09銭(164円86銭高)、TOPIXは1711.41ポイント(8.14ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億5389万株

チャート13

 12月5日(木)後場の東京株式市場は、引き続き政府の経済対策への期待が言われ、セメント株や鉄鋼株が一段と強含んだ。電子部品関連株なども強く、太陽誘電<6976>(東1)は大引けまでジリ高基調。日経平均は138円高で始まり、前場の高値(228円21銭高の2万3363円44銭)は抜けなかったものの150円高前後で推移。3日ぶりの反発となった。一方、東証2部指数、マザーズ指数は小安かった。

 後場は、サインポスト<3996>(東1)が14時頃から再び上値を追い、JRの東京山手線の新駅に無人AI決済店舗を開設とされて②日続けて大幅高。GSIクレオス<8101>(東1)は生分解性プラスチックのレジ袋開発が材料視されて一段高。Jトラスト<8508>(東2)は保証業務で香川銀行との提携拡大などが注目されて一段高。クックビズ<6558>(東マ)は11月決算好調の見込みとされて一段高。ニッポン高度紙工業<3891>(JQS)は中国での電気自動車用部品拡大期待などが言われて一段ジリ高。

 東証1部の出来高概算は11億5389万株(前引けは5億6420万株)、売買代金は2兆375億円(同9936億円)。1部上場2157銘柄のうち、値上がり銘柄数は1275(同1183)銘柄、値下がり銘柄数は784(同853)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、海運、ガラス・土石、金属製品、鉱業、パルプ・紙、その他金融、非鉄金属、証券・商品先物、医薬品、建設、などとなった。(HC)

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