【株式市場】四半期好業績銘柄に注目集まり日経平均は反発したがTOPIXは安い

株式

◆日経平均は2万593円35銭(76円79銭高)、TOPIXは1498.66ポイント(1.27ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億2842万株

 8月8日(木)後場の東京株式市場は、この日に四半期決算の発表を控えるシチズン<7762>(東1)が一段ジリ高傾向となり、ステラケミファ<4109>(東1)は韓国向け半導体材料の輸出が「一部許可」との報道を受けて一段高。ただ、日経平均は116円高で始まった後、前場の高値(165円68銭高の2万682円24銭)を抜けずに一進一退を続け、前日比では反発したが伸び悩んだ。主な指数の中ではTOPIX(東証株価指数)が安い。

 後場は、サンデンHD<6444>(東1)が7日発表の第1四半期決算を受けて買い気配のままストップ高を続け、ケイアイスター不動産<3465>(東1)は「JPX中小型株指数」の定時入れ替えで新規採用となったことなどで次第高。パシフィックネット<3021>(東2)は自社株買いが好感されて活況高3日続伸。第一商品<8746>(JQS)は金相場の6ぶり高値が言われて2日連続活況高。イーエムネットジャパン<7036>(東マ)は第2四半期決算が好調で株式2分割の発表もありストップ高で売買をこなした。

 東証1部の出来高概算は急増し5億6578万株、売買代金は9582億円。1部上場2149銘柄のうち、値上がり銘柄数は1282銘柄、値下がり銘柄数は776銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種(前引けは17業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、精密機器、建設、その他製品、繊維製品、化学、空運、などとなった。(HC)

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