【どう見るこの相場】新年相場の干支格言は「子 繁栄」、あやかって「年男」会社の低PER株に株高可能性

どう見るこの相場

 師走相場も、いよいよ押し詰まってきた。残り6営業日、こうなると新年相場がどう動くかを前提にしないと投資スタンスを決められない。新年相場を強気にみて「株券を枕に越年」するのか、それとも「利食い千人力」とばかりに年内に手仕舞ってキャッシュポジションを高めておくことが正解か判断に迷う。目先の株価の上げ下げに一喜一憂しているうちにアッという間に大納会となるからオチオチしてはいられない。

 新年相場のカギを握るキーパーソンといえば、もちろん依然として米国のトランプ大統領で、その相場感を聞き出すのが早道である。しかしこれとは別に、兜町流に新年相場を占う方法もある。かなりのアノマリーとなるが、干支別の相場格言を新年相場に当てはめる方法だ。2019年の干支は「亥」で、相場格言は「亥 固まる」である。この相場格言通りに日経平均株価は、この師走相場にきてありがたいことにバブル崩壊後の高値である2万4270円水準を「固める」展開となった。

 新年2020年の干支は「子」で、相場格言は「子 繁栄」となっている。この「子年」は、一回り前の2008年は、9月にリーマンショックが勃発し、日経平均株価の下落率は、39%となったが、1945年の東証再開後の「子年」の平均年間騰落率そのものは、「寅 千里を走る」の「寅年」、「辰巳 天井」の「辰年」に続くベストスリーにランクインし、相場格言通りそれほど悪くはない。低PER株に限定してテーマ性、材料性、業績の好不調などによってセレクトすると、新年相場で干支格言の運気にあやかり「繁栄」する年回りになる「年男」会社が出てくる可能性もありそうだ。=>関連特集

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