パイプドHDの新株予約権が一挙に発行総数の50%行使進む

■直近の1ヵ月間(19年12月)に1250個権利行使される

パイプドHD<3919>(東1)は1月6日の夕方、新株予約権の大量行使を発表し、2018年4月に発行した第6回新株予約権(第三者割当方式、新株予約権の発行総数2500個)が直近の1ヵ月間(19年12月)に1250個権利行使され、残存個数が1250個になったとした。一挙に発行総数の50%が行使されたことになる。

 株価は小反落模様の2240円(95円安)前後で推移しているが、新年初取引となった1月6日に一時2481円まで上げて上場来の高値に進んだ。昨年12月半ばから値動きが活発化し、上昇基調を強めている。

 情報管理プラットフォーム「スパイラル」の提供などを行い、12月27日に第3四半期決算(2019年3~11月、累計)を発表。連結営業利益は9.08億円(前年同期の3.2倍)となった。2月通期の連結業績見通しは変更しなかったが、営業利益の進捗度は76%になり、通期のV字急回復、大幅増益に現実味が増したとの見方が出ている。(HC)

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