バルクホールディングスは主力事業など好調で、15年3月期の売上高、営業・経常利益を上方修正

■最終損益は連結子会社ののれん未償却残高を一部処理

 バルクホールディングス<2467>(名セ)は1日、15年3月期通期連結業績予想の売上高、営業・経常利益の増額修正及びのれんの減損損失の計上を発表した。

 発表によると、同社グループの主力事業のコンサルティング事業で、昨年発生した大規模な情報漏えい事件の影響などを受け、情報管理の強化を求める企業の増加や本格運用が開始されるマイナンバー制度への対応に関する受注の増加などが要因し、売上が想定以上に好調に推移した。

 また、既存顧客の掘り起こしや新規顧客の開拓など営業活動の強化、顧客ニーズに応える高付加価値サービスの提供など商品力の向上、異業種企業との連携による協業体制の模索、安定的な収益確保を目指したビジネスモデルの探索などに注力してきたとしている。

 これにより、売上高は当初予想を1億22百万円上回る20億45百万円(当初予想比6.3%増)、営業利益は全ての事業子会社が営業利益を確保し、同13百万円上回る40百万円(同48.1%増)、経常利益は営業利益が増加したことに加え、持分法適用関連会社に対する貸倒引当金の戻入益4百万円を計上したことなどにより、同25百万円上回る45百万円(同2.3倍)となる見通しである。純利益は連結子会社であるマーケティング・システム・サービスののれんの減損損失42百万円を特別損失として計上したこと及び連結子会社の繰延税金資産の取り崩しによる法人税等調整額5百万円の増加により、同21百万円を下回り16百万円の赤字(当初予想は5百万円)となる見通しである。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る