ビーロットは新株発行増資を中止し3月末の株式分割は予定通り実施

■新型コロナウイルスによる株式市場の不安定度を考慮

ビーロット<3452>(東1)は3月2日の取引終了後、2月21日に発表した新株式の発行および株式の売出し、株式分割のうち、前者(新株式の発行および株式の売出し)を中止すると発表。株式の需給緩和要因が消え、分割という好材料だけ残ることになった。

 3日の株価は急伸し、11時を過ぎても17%高の1665円(245円高)前後で推移している。2日続けてV字型の急激な切り返し相場となっている。

 「新型コロナウイルス感染症の拡大による株式市場の不安定度が増しており(中略)、かかる状況下で(中略)は、ステークホルダーの利益を最大化するには至らないものと判断」した。中止を決めた新株発行増資は、調達資金として、一般募集にかかわる手取概算額23.17億円、第3者割当増資による手取概算額3.99億円、などを予定していた。

 一方、2020年3月31日を基準日とする株式分割については、予定通り実施し、同日最終の株主名簿に記載または記録された株主の所有する普通株式を、1株につき2株の割合をもって分割するとした。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■2025年のパン屋倒産が急減、SNS発信とインバウンドが追い風  帝国データバンクは11月29日…
  2. ■「働いて働いて──」が年間大賞!多様な社会現象を映すトップテン発表  自由国民社は12月1日、年…
  3. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る