帝人が後場一段高、新型コロナウイルス肺炎にぜんそく治療薬と伝わり注目集まる

■「シクレソニド」帝人ファーマが製造とされる

 帝人<3401>(東1)は3月3日の後場一段高の場面を見せ、13時40分過ぎに10%高の1949円(176円高)まで上げて急激な出直り相場となっている。

 新型コロナウイルス肺炎の感染者に、免疫の働きを抑えるステロイドを吸入するタイプのぜんそくの治療薬「シクレソニド」を投与したところ症状の改善が見られたとの報道があり、「シクレソニド」は帝人ファーマが製造しているとされて脚光を集めた。

 3日朝、「新型コロナウイルスに感染して肺炎になった患者に対して、ぜんそくの治療に使われる吸い込むタイプの薬を投与したあと、症状の改善が見られたという報告が日本感染症学会のウェブサイトに掲載されました」(NHKニュースWEB2020年3月3日 6時24分)と伝えられた。(HC)

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