RPAホールディングスは底値圏

株式市場 銘柄

 RPAホールディングス<6572>(東1)は、ロボットアウトソーシング事業およびロボットトランスフォーメーション事業を主力としている。当面は新型コロナウイルス感染症拡大による経済収縮の影響が懸念材料として意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は軟調展開だが底値圏だろう。売り一巡して出直りを期待したい。

■RPAサービスなど展開

 RPA(Robotic Process Automation)技術や、AI(人工知能)技術を活用して、人事・経理・営業事務などの定型業務代行プラットフォーム「BizRobo!」を提供するロボットアウトソーシング事業、およびアフィリエイト型広告サービスやBtoBマーケティングサービスのロボットトランスフォーメーション事業を主力としている。

■21年2月期はレンジ予想

 21年2月期連結業績予想は、売上高が110億円~125億円(20年2月期比36.3%減~48.6%増)、営業利益が3億円~7億円(36.3%減~48.6%増)、経常利益が2億50百万円~6億50百万円(34.6%減~70.1%増)、純利益が0億円~2億20百万円(20年2月期は17百万円)としている。

 新型コロナウイルスの終息時期が不透明な状況のためレンジ予想とした。当面は新型コロナウイルス感染症拡大による経済収縮の影響が懸念材料として意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株価は底値圏

 株価は軟調展開だが底値圏だろう。売り一巡して出直りを期待したい。4月24日の終値は664円、時価総額は約388億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る