前田製作所が後場ストップ高、14時の決算発表を境に急伸

■世界同時株安でも有価証券評価損の縮小が目立ち純利益36%増加

前田製作所<6281>(JQS)は5月21日の14時に2020年3月期決算を発表し、株価は直後から急伸して一時ストップ高の495円(80円高)をつけた。

 建設機械、産業・鉄構機械、介護用品などを手掛け、20年3月期の親会社株主に帰属する当期連結純利益が前期比35.5%増加したことなどが注目されている。

 売上高は同1.5%の増加にとどまり、営業利益も同9.7%の増加だったが、純利益は有価証券評価損と現損損失の減少も寄与した。今回の決算発表ラッシュでは、新型コロナウイルスによる世界同時株安の影響を受けた企業が少なくない中で、有価証券評価損の縮小が目立った。(HC)

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