日本エンタープライズはエンブレース、MICINと共にかかりつけ医等によるオンライン診療ができる、セキュアなタブレット端末の提供を開始

◇医療現場ではオンライン診療の需要が増加

 日本エンタープライズ<4829>(東1)は、医療介護連携SNS「メディカルケアステーション(以下、MCS)」を運営するエンブレース(本社:東京都港区)とオンライン診療サービス「curon(クロン)」を運営するMICIN(マイシン、本社:東京都千代田区)と共に、かかりつけ医等によるオンライン診療ができる、セキュアなタブレット端末の提供を開始する。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を受け、2月28日以降、厚生労働省からの各種事務連絡を経て、対象患者要件が緩和、診療報酬上の評価も拡大し、4月10日には初診患者への活用も開始したことを契機に、医療現場ではオンライン診療の需要が増加している。そこで、エンブレースと日本エンタープライズは4月9日より、「MCS」をよりセキュアに安心して利用できるタブレット端末「MCS mobile」の共同提供を開始している。

今回、既にオンライン診療サービスとして3,500以上の医療機関に導入される「クロン」を運営するMICINが加わることで、「COVID-19対応ですぐに導入したい」という医療機関からの要望が多いオンライン診療についても、医療機関の実務負担を抑えつつセキュアに安心な環境を提供することが可能となった。

 なお、現在いくつかの自治体において、オンライン診療導入にあたり、新たなデバイスを購入する際の補助金交 付も開始されている。一例として東京都が公表している、「オンライン医療相談・診療等環境整備補助事業」では、本取り組みで提供するタブレット端末の購入費用の補助金申請が可能となっている。

 タブレット端末「MCS mobile」は、エンブレースが提供する、厚生労働省公表の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に準拠した高セキュリティ端末で、日本エンタープライズが端末を調達し、ウイルス対策ソフト、MDM端末管理など、RPAツールを使ったキッティング(初期設定)を行ったうえで提供するため、受け取り後すぐに、安心して利用できるため、「MCS mobile」上で「クロン」を起動することで、セキュアな環境でオンライン診療を開始することが可能となる。

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