楽天と日本HP、PCに「Rakuten AI」を初搭載、オンデバイスAIでハイブリッド運用実現へ

■2026年春以降に国内販売開始、オフライン利用も可能なエージェント型AIツール

 楽天グループ<4755>(東証プライム)は11月11日、日本HPと共同で、HP製PCへのエージェント型AIツール「Rakuten AI」デスクトップ版導入に関する協業を発表した。今回の契約により、2026年春から夏にかけて日本国内で販売されるHP製PCに「Rakuten AI」がプリインストールされる。オフライン・オンライン双方で大規模言語モデル(LLM)を活用できるオンデバイスAIを実現するのは初の事例であり、ユーザーの生産性向上と意思決定支援を包括的にサポートする狙いがある。

 導入される「Rakuten AI」は、ローカルモデルをデバイス上で直接実行することで、プライバシー保護を強化しながら複雑なタスク処理を可能にする。クラウド、エッジ、デバイス上のモデルを状況に応じて選択し、通信環境に左右されないハイブリッドAI体験を提供する。これによりクラウド依存を抑えつつ、性能向上とコスト削減を両立する設計となっている。ユーザーは要約や翻訳、意思決定支援など多様なAIエージェント機能を利用でき、ショッピングや家計管理など日常的な行動を円滑に進めることが可能となる。

 「Rakuten AI」は楽天が展開する70以上のサービスと連携し、日本語および日本文化に最適化された大規模言語モデルを採用している。両社は今回の協業を通じ、エッジとクラウドを融合したハイブリッドAIによる安全で高性能な体験を提供し、日本市場におけるAI搭載PCの普及促進を目指す。楽天のティン・ツァイCAIDOは「人間とAIの協調による社会貢献を推進する」と述べ、日本HPの岡戸伸樹社長は「ユーザーに直感的でパーソナライズされた体験を提供する」とコメントした。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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