富士フイルムHDは一進一退、「アビガン」ロシアが暫定承認と伝わるが反応は限定的

■新型コロナ軽症患者への投与はほとんどの患者が回復と

富士フイルムホールディングス(富士フイルムHD)<4901>(東1)は6月1日、取引開始後に5015円(34円高)まで上げた後一進一退となっている。

 新型コロナウイルス薬として期待される「アビガン」について、「ロシアがアビガンのジェネリックを新型コロナ薬として暫定承認」(ブルームバーグニュース6月1日午前0時20分)と伝えられたが、今のところ株価の反応は限定的のようだ。

 「アビガン」は臨床試験の最中で、「藤田医科大学ファビピラビル観察研究事務局(研究責任者:土井洋平同大微生物学講座・感染症科教授)は5月26日、(中略)適応外使用で投与する観察研究について、『軽症患者に投与された場合にほとんどの患者が回復している一方、重症患者では治療経過が思わしくないことも多い』とする中間報告を発表した」(Web医事新報:日本医事新報社5月28日)などと伝えられている。(HC)

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