デンカは「アビガン」の原料マロン酸ジエチルの出荷開始が注目されて高い

■「備蓄量200万人分」に向け速やかに供給

デンカ<4061>(東1)は6月3日、続伸基調で始まり、取引開始後に2799円(84円高)まで上げて出直りを強めている。

 6月2日の取引終了後、新型コロナウイルス感染症に注目される「アビガン」の原料「マロン酸ジエチル」を同日から出荷開始と発表した。

 同社の青海工場(新潟県糸魚川市)で、新型コロナウイルス感染症の患者を対象とした抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠」(一般名:ファビピラビル)の原料となるマロン酸ジエチルを6月1日から出荷開始した。

 「アビガン」は、富士フイルムHD<4901>(東1)グループの富士フイルム富山化学株式会社が開発し登録商標をもつ。政府は「アビガン」の備蓄量200万人分を目指すとしている。(HC)

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