コンピューターマネージメントは上値試す

株式市場 銘柄

 コンピューターマネージメント<4491>(JQ)は独立系のITトータルソリューションプロバイダーである。21年3月期予想は新型コロナウイルスの影響を考慮して減益予想としている。中期的に収益拡大を期待したい。株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階でモミ合う形だが、自律調整を交えながら上値を試す可能性がありそうだ。

■独立系のITトータルソリューションプロバイダー

 20年3月東証JASDAQに新規上場した。独立系のITトータルソリューションプロバイダーとして、顧客のシステム課題を解決するITシステムソリューションを提供している。

 事業領域区分は、システム受託開発・運用・保守などのゼネラルソリューションサービス、ハードウェア導入などのインフラソリューションサービス、SAP製品を中心とするERPソリューションサービスとしている。

■21年3月期減益予想

 21年3月期連結業績予想は、売上高が20年3月期比3.8%増の63億79百万円、営業利益が20.1%減の2億61百万円、経常利益が19.9%減の2億65百万円、純利益が15.4%減の1億83百万円としている。

 顧客のIT投資抑制など新型コロナウイルスの影響が秋口まで続くと想定し、人件費の増加なども影響して減益予想としている。中期的に収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階でモミ合う形だが、自律調整を交えながら上値を試す可能性がありそうだ。6月17日の終値は3300円、時価総額は約33億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る