【株式市場】米中関係や北朝鮮情勢を受け日経平均は一時330円安のあと持ち直す

株式

◆日経平均は2万2229円02銭(226円74銭安)、TOPIXは1574.92ポイント(12.17ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億3710万株

 6月18日(木)前場の東京株式市場は、G7外相声明での中国非難や、北朝鮮の動向などが手控え要因になり、日経平均は取引開始から10時頃までは100円安前後で推移した。新型コロナ薬への期待がある中外製薬<4519>(東1)やタカラバイオ<4974>(東1)が高くポケモン新ゲーム発表の任天堂<7974>(東1)も高い。しかし、日経平均は10時過ぎから一段安となり、円高が言われて一時330円41銭安(2万2125円35銭)まで下押した。前引けにかけては100円ほど回復した。

 キャンディル<1446>(東1)が酸化チタンなど配合の抗ウイルス・抗菌剤を材料にストップ高。パイプドHD<3919>(東1)は東京都知事選を前に政治・選挙情報サイト「政治山」が注目され活況高。都築電気<8157>(東2)は東証1部承認が好感され一時ストップ高。ナレッジスイート<3999>(東マ)は同社製品が経産省の補助金対象に承認されたことなどで一時ストップ高。フジタコーポ<3370>(JQS)は県をまたぐ移動の制限が19日解除になることなどで大幅続伸。

 東証1部の出来高概算は5億4041万株、売買代金は9788億円。1部上場2167銘柄のうち、値上がり銘柄数は481銘柄、値下がり銘柄数は1605銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種が値上がりし、海運、その他製品、パルプ・紙、情報・通信、が高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る