【業績で見る株価】イーブックは月足二番底形成中、「日本発の電子書籍グローバル売上No1」を掲げ売上300億円目指す、中期仕込み場

業績で見る株価

イーブックイニシアティブジャパン<3658>(東1・売買単位100株)は2011年10月にマザーズに上場、850円での初値スタートから2013年5月に4145円まで値を上げた。その後は2014年5月の875円を一番底として目下、950円前後で二番底を形成の展開である。この間、2013年10月に1部市場へ昇格上場している。

事業は3事業からなる。(1)自社電子書籍配信サイト『eBookJapan』での電子書籍販売事業、(2)パートナー企業への電子書籍配信システム及び書籍データ提供の電子書籍提供事業、(3)書籍の電子化受託、電子書籍配信プラットフォームの受託開発、コンテンツ・キャラクターを活用したプロモーションなどを行うプロモーション・その他事業である。電子書籍配信事業が全体の約90.6%を占める。

出版業界の売上げが10年連続で減少となる中、電子書籍市場は2014年度で前年比28.3%増の936億円と年々拡大している。

上場時2011年1月期(単独決算)の売上11億9300万円、経常利益9500万円は、2015年1月期(当期から連結)では売上げ51億2900万円、経常利益3億1600万円と4年で売上約4.3倍、経常利益で約3.3倍の好調な伸びとなっている。

さらに、5年後には売上300億円、経常利益率10%(前期6.1%)、業界でのシエアを現状の3~4%から7%を目指している。5年後売上げの構成を、プロモーション・その他事業で100億円、電子書籍提供事業で100億円、電子書籍配信事業で100億円を目標としている。

とくに、これまでは、品揃えNo1、使い易さNo1、サービスNo1など、「国内総合電子書籍No1」を掲げ取組んできた。これからは、世界の主要言語圏に日本マンガを電子で届けることで、「日本発の電子書籍グローバル売上No1」を目指し売上300億円を目指す。

2015年1月期末現在、電子書籍取扱冊数は、マンガ11万7290点、総合図書21万2150点、その他1万4390点の合計34万3830点となっている。

成長業界ということで参入も多く競争の激しくなっていることから、株価は一時の人気が薄れていることは事実だろう。だが、競争の激しいことをチャンスと捉え先行投資、人材投資、M&Aを積極的に展開し5年後に向けての成長を期している。

徐々にこの点を株価は織り込む展開とみられる。月足で二番底形成中の水準は中期投資での好狙い場といえるだろう。

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