【株式市場】決算発表ラッシュに備え現金ポジションを大きく取るとされ日経平均は後場一時151円安まで下げ3日ぶりに安い

株式

◆日経平均は2万2751円61銭(132円61銭安)、TOPIXは1572.96ポイント(9.78ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億8537万株

 7月22日(水)後場の東京株式市場は、23日からの連休に加え、週明けは6月締めの四半期決算発表が本格化するため、現金ポジションを大きく取っておく動きがあるとされ、全般は重い展開になった。前場上げたブリヂストン<5108>(東1)が次第に値を消し、結構戻した東京エレクトロン<8035>(東1)は再び軟化。日経平均は80円安で始まり、14時にかけて前場の安値を割り151円13銭安(2万2732円92銭)まで下げ、3日ぶりに反落した。

 後場は、昼に四半期決算を発表したモバイルファクトリー<3912>(東1)が時間とともに上げ幅を広げ、巴川製紙所<3878>(東1)はセルロースナノファイバーの製品化などが言われて一段ジリ高。ショクブン<9969>(東2)は愛知県でも新型コロナ感染が増勢のため食材配達が増えるとの期待で次第高。ヴィッツ<4440>(東マ)は31日からの東証1部移籍などが材料視され前場の高値圏で推移。プレシジョン・システム・サイエンス<7707>(JQS)は新型コロナ検査キットが材料視され一段高。

 東証1部の出来高概算は10億8537万株(前引けは5億3582万株)、売買代金は1兆8881億円(同9232億円)。1部上場2172銘柄のうち、値上がり銘柄数は473(前引けは758)銘柄、値下がり銘柄数は1634(同1300)銘柄。

 また、東証33業種別指数は3業種(前引けは19業種)が値上がりし、高い業種は、鉱業、石油・石炭、建設、にとどまった。(HC)

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