【株式市場】日経平均は後場一進一退、新型コロナ急落前の水準を回復し小休止の見方

株式

◆日経平均は2万3465円53銭(218円38銭高)、TOPIXは1631.24ポイント(7.84ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億2167万株

 9月3日(木)後場の東京株式市場は、指数先物に売りが目立つとされ、日経平均は前引け水準を上値に13時過ぎまで一進一退となった。日経平均やTOPIXが新型コロナによる2、3月の急落を前場回復したため、先物に含み益確定のヘッジ売りがある模様。前場高かったトヨタ自動車<7203>(東1)東京エレクトロン<8035>(東1)は次第に上げ幅を縮め、資生堂<4911>(東1)は大引けにかけて軟化。日経平均は上げ幅200円を保ち2日続伸となった。

 後場は、エイジア<2352>(東1)が一段ジリ高となり、メール配信・顧客管理システムが経産省のIT導入補助金の対象になったことなどを材料視。那須電機鉄工<5922>(東2)は台風9、10号の接近が思惑材料とかで後場もジリ高。農業総合研究所<3541>(東マ)は富山中央青果(株)、富山銀行<8365>(東)との協業連携が好感されて一段ジリ高。リネットジャパンG<3556>(東マ)は新株予約権の行使を当面停止が注目され一段と上げストップ高。メディアリンクス<6659>(JQS)は中国での製品納入などが言われて14時過ぎから急伸しストップ高。

 東証1部の出来高概算は10億2167万株(前引けは5億2175万株)、売買代金は1兆9362億円(同9857億円)。1部上場2171銘柄のうち、値上がり銘柄数は1168(前引けは1493)銘柄、値下がり銘柄数は898(同565)銘柄。

 また、東証33業種別指数は26業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、証券/商品先物、金属製品、その他製品、化学、繊維製品、不動産、保険、輸送機器、卸売り、パルプ/紙、電気機器、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■2025年のパン屋倒産が急減、SNS発信とインバウンドが追い風  帝国データバンクは11月29日…
  2. ■「働いて働いて──」が年間大賞!多様な社会現象を映すトップテン発表  自由国民社は12月1日、年…
  3. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る