【株式市場】日経平均は155円安、3日ぶりに安いが半導体株や鉄鋼、海運、商社株などは堅調

◆日経平均は2万7716円43銭(155円68銭安)、TOPIXは1949.49ポイント(8.07ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は12億8177万株

 11月9日(水)後場の東京株式市場は、米中間選の開票状況が伝えられる中、トヨタ<7203>(東証プライム)が一段軟調に始まり、ファナック<6954>(東証プライム)は上げ幅を一段縮めて推移するなど、米議会の「ねじれ減少」を懸念する様子があり、東京エレク<8035>(東証プライム)は前場の高値を抜けずに一進一退となった。一方、川崎汽船<9107>(東証プライム)や住友商事<8053>(東証プライム)は一段強含むなど、海運、商社株などはしっかり。日経平均は92円安ではじまり、何度か下値を試す動きを見せ、14時半頃に183円25銭安(2万7688円86銭)まで下落、大引けも下げ幅150円台で3日ぶりに反落した。

 後場は、13時に四半期決算と通期業績予想の増額修正を発表したクラレ<3405>(東証プライム)が急激に上げ、13時40分に発表した扶桑薬品<4538>(東証プライム)、14時に発表した丸紅建材リース<9763>(東証スタンダード)、14時30分に発表した岩谷産業<8088>(東証プライム)も急動意。UEX<9888>(東証スタンダード)は9日発表の四半期決算が好感されて一段高。ブティックス<9272>(東証グロース)は前後場とも買い気配のまま大引けまでストップ高で推移。

 東証プライム市場の出来高概算は12億8177万株(前引けは6億4242万株)、売買代金は3兆3915億円(同1兆7701億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は880(前引けは997)銘柄、値下がり銘柄数は865(744)銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種(前引けは17業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、パルプ紙、金属製品、化学、卸売り、鉄鋼、ガラス土石、建設、電気機器、倉庫運輸、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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