インフォネットは下値切り上げ、21年3月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 インフォネット<4444>(東マ)は、WEBマーケティング支援システムの開発・導入・運用支援を展開している。21年3月期(連結決算開始)大幅増収増益予想としている。第1四半期の進捗率は新型コロナウイルスの影響で低水準だが、通期ベースで収益拡大を期待したい。株価は戻り一服となってモミ合う形だが徐々に下値を切り上げている。モミ合い上放れを期待したい。

■WEBマーケティング支援システム開発・導入・運用支援を展開

 WEBマーケティング支援システムの開発・導入・運用支援を展開している。自社開発のオールインワン・WEBサイトコンテンツ管理システム「infoCMS」を活用したサービスが主力である。また周辺パッケージ商品として人工知能搭載型チャットボットシステム「Q&Ai」の販売も強化している。

 20年4月には、WEBキャンペーンサイトやアプリケーションサービスを受託開発するスプレッドシステムズを子会社化した。

■21年3月期(連結決算開始)大幅増収増益予想

 21年3月期の連結業績予想(連結決算開始)は、売上高が10億13百万円、営業利益が1億32百万円、経常利益が1億34百万円、純利益が83百万円としている。20年3月期の個別業績(売上高7億66百万円、営業利益11百万円)との比較で大幅増収増益予想となる。

 第1四半期は売上高が1億27百万円、営業利益が34百万円の赤字だった。新型コロナウイルスによる営業活動の制約や案件の一時中断などで、通期予想に対する進捗率は低水準だが、通期ベースで収益拡大を期待したい。

■株価は下値切り上げ

 株価は戻り一服となってモミ合う形だが徐々に下値を切り上げている。調整一巡してモミ合い上放れを期待したい。9月30日の終値は1666円、時価総額は約33億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る