大東建託は業績予想の増額とマンション開発貨車への出資など注目され大きく出直る

■工事進捗が想定より進み上期の予想営業利益を29%引き上げ

 大東建託<1878>(東1)は10月20日、続伸基調で始まり、取引開始後は9568円(288円高)まで上げて大きく出直っている。

 19日の取引終了後、第2四半期累計期間(2020年4~9月)の業績予想の増額修正と投資用マンション開発などの株式会社インヴァランス(東京都渋谷区)の株式取得を発表し、注目されている。

 4~9月の連結営業利益の見通しは、工事の進捗が想定よりも進んでいることに加え、新型コロナに伴う営業活動の一部自粛等による販売管理費の未使用などにより、従来予想を28.8%引き上げて515億円(前年同期比では14.2%減)に見直した。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は同30.4%引き上げて365億円(同14.9%減)に見直した。

 また、株式を取得するインヴァランス社は、議決権割合の97.1%を取得する。同社は2004年に創業し、東京23区における資産運用型マンション開発ディベロッパーとして業容を拡大しており、直近の管理戸数は4,800戸超、入居率は98%を超えるなど、安定した業績を確保しているとした。(HC)

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