CSSホールディングスが再び出直り強める、ホテル支援事業の回復や次世代WEB会議AVソリューションなどに期待強い

■第3四半期は「スチュワード事業」で新たに7件の業務を受注

 CSSホールディングス<2304>(東証スタンダード)は11月4日、再び出直りを強める相場となり、前場17%高の432円(62円高)まで上げた後も400円台で堅調に推移し、約1ヵ月半前につけた2018年以来の高値473円に迫っている。2日付で、子会社の音響特機(株)が次世代WEB会議向けAVソリューションなどの新製品を映像・音響、放送・通信の総合イベント「Inter BEE 2022」(11月16~18日、幕張メッセ)に出展と発表しているが、中核事業はホテル・レストランを中心に、食器洗浄などの厨房管理業務、清掃業務を全国展開する「スチュワード事業」。全国旅行支援や訪日外国人の規制撤廃の開始などによる人流活発化の効果などに期待する相場が再燃してきたとの見方が出ている。

 第3四半期の連結業績(2021年10月~22年6月・累計)は売上高が前年同期比13.7%増加し、営業赤字は4分の1に改善。経常・純利益は黒字に転換した。「スチュワード事業」での外部環境好転に加え、きめ細かいサービスの提供に努めたこと、新たに7件の業務を受注(ラグジュアリーホテル、リゾートホテル、レストラン、ハウスウェディング施設など)などが寄与とした。9月決算の発表は例年11月中旬に行っているため、来期の予想数値の開示などに期待が強まっているようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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