千代田化工建設が急伸し高値更新、純利益800億円に大幅上方修正、LNG案件の契約改定寄与

■米国事業の採算改善で利益3.5倍、財務体質を劇的強化

 千代田化工建設<6366>(東証スタンダード)は1月28日、2026年3月期の通期連結業績予想の上方修正を発表した。米国のゴールデンパスLNGプロジェクトにおける改定契約締結に伴い、過去に計上した追加負担費用の戻し入れや採算改善を反映した結果だ。売上高は前回予想比27.3%増の4900億円、営業利益は当初予想比315.4%増の810億円へと大幅に引き上げた。親会社株主に帰属する当期純利益も同255.6%増の800億円を見込み、経営課題であった財務基盤の回復に向けて大きく前進した形だ。

 同社は同日、三菱商事<8058>(東証プライム)が保有するA種優先株式の早期償還方針についても合意した。償還価額を1株436円に固定するなどの条件変更を行い、2028年6月末までの全株式償還を目指す。償還総額は約900億円規模となる見込みで、完了後は東証プライム市場への市場区分変更や普通株主への復配を視野に入れる。一連の施策により、長年の懸案だった資本構成の正常化と自立的な成長軌道の確立を加速させる構えである。

■年初来高値更新、V字回復期待で買い殺到

 1月29日、株価は急伸し、一時1302円の年初来高値を付けた。前日に発表した通期純利益800億円への大幅上方修正に加え、優先株の早期償還による資本正常化の方針が、投資家に強烈なインパクトを与えた格好だ。長年の懸案だった財務リスクの払拭や、将来的な東証プライム市場への復帰に向けた具体的な道筋が示されたことで、市場の期待感は最高潮に達している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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