朝日ラバーは通期予想経常利益の59%増額などなど好感され再び急伸

■車載用が当初予測より回復傾向、ウイルス不活性化LED研究も注目される

朝日ラバー<5162>(JQS)は11月10日、再び急伸商状となり、16%高811円(111円高)まで上げる場面を見せて後場も14%高の800円(100円高)で始まった。

 9日の取引終了後に業績予想の増額修正を発表し、工業用ゴム事業で車載用ゴム製品の受注が当初予測より回復していることなどを要因に、3月通期の連結業績予想は、売上高を8月に開示した予想を3%上回る63.12億円に引き上げ、経常利益は同59%引き上げて0.27億円に、純利益は同33%引き上げて1.18億円に各々修正した。

 同社株は10月中下旬に大きく上値を追う場面があり、このときは、埼玉大学のホームページ「新着情報」コーナーに10月23日付で、「朝日ラバーおよび埼玉大学先端産業国際ラボラトリー(所長:綿貫啓一、大学院理工学研究科・教授)は、さいたま市令和2年度イノベーション技術創出支援補助金(特別枠:新型コロナウイルス感染症をはじめとする各種感染症)に採択され、ウイルス不活性化のための深紫外線LEDシステムの研究開発および実証実験を開始」と発表され、注目集中となった。(HC)

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