アートネイチャーは配当方針の拡充・増配と海外新工場など好感され4カ月ぶりに800円台を回復

■配当は連結配当性向40%以上、現状水準を下限として実施

 アートネイチャー<7823>(東証プライム)は9月13日、8%高の852円(66円高)まで上げた後も840円前後で売買され、飛び出すように大きく上げてほぼ4カ月ぶりに800円台を回復している。12日の15時30分に配当方針の拡充・増配と海外生産子会社の設立、東証スタンダード市場への上場の選択・申請などを発表。買い優勢となっている。

 配当方針については、連結配当性向40%以上を基本に、現状水準(年間配当28円)を下限とし、連結業績に応じた配当水準の向上(1円単位で増配)を図る。ただし、ROE10%超を達成するまでは連結配当性向50%以上を基本とする、などとした。これに基づき、9月中間配当は前年同期実績と同じ1株14円の予想を据え置き、3月期末配当は予想比5円増の19円の予定(前年同期比5円の増配)とした。

 新工場は、フィリピンでの一国集中生産によるリスクの分散、今後の事業拡大および生産台数増加に伴う生産ラインの確保を目的とし、バングラデシュ共和国内に新生産子会社を設立するとした。設立時期は23年12月の予定。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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