【株式市場】日経平均は6日ぶり反落だが15年ぶり高値圏で底堅く材料株は活況

株式市場 日経平均株価

◆日経平均の終値は1万8585円20銭(18円28銭安)、TOPIXは1507.62ポイント(0.66ポイント安)、出来高概算(東証1部)は22億1285万株

チャート11 25日後場の東京株式市場は、為替が引き続き円高基調で推移したことなどから、ファナック<6954>(東1)ブリヂストン<5108>(東1)などが軟調で、日経平均は昨日までの5日連続高から6日ぶりの反落となりました。2014年1月から算出を開始した新株価指数JPX日経400インデックスは昨日までで12日連続高のため、全体相場としては当然の一服との見方が少なくないようです。TOPIXも8日ぶりに小反落となりました。

 中で、ソフトバンク<9984>(東1)が久々に3%近い値上がりとなり、スマートフォンなどの分割払いを一定条件下で無料にする方式の発表などが好感されて人気化し、オリエンタルランド<4661>(東1)は株式分割などが好感されて大きく出直りました。中堅の不動産株も強く、タカラレーベン<8897>(東1)は東証の「インフラファンド市場」開設方針などが言われて急伸し、ACCESS<4813>(東マ)はソフトバンク(9984)のヒト型感情認識ロボットに同社の技術が採用されたことなどが言われてストップ高、リリカラ<9827>(JQS)は今12月期の業績のV字型大幅回復などを蒸し返す様子で急伸しました。

 東証1部の出来高概算は22億1285万株(前引けは11億844万株)、売買代金は2兆4396億円(同1兆1993億円)。1部上場1860銘柄のうち、値上がり銘柄数は888(同978)銘柄、値下がり銘柄数は825(同714)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は18業種(前引けは24業種)となり、値上がり率上位の業種は、鉱業、パルプ・紙、石油・石炭、水産・農林、食料品、銀行、倉庫・運輸、建設、その他金融、卸売り、などでした。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る