【株式市場】日経平均後場堅調に転じるが主力株の足並みそろわない印象で小幅続伸にとどまる

株式

◆日経平均は2万6800円98銭(13円44銭高)、TOPIXは1773.97ポイント(5.59ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億2881万株

 12月2日(水)後場の東京株式市場は、日本製鉄<5401>(東1)日本郵船<9101>(東1)が一段と強含んで始まり、景気敏感株物色の再燃とされたが、信越化学<4063>(東1)などの半導体関連株は重いままで全般上昇には足並みがそろわない印象。日経平均は前日比プラス圏に浮上した程度で小動きを続け、大引けは小幅高の続伸となった。

 後場は、東京製綱<5981>(東1)が一段高となり、引き続き炭素繊維複合材が米国の大型公共工事に採用されたことなどが材料視。ダイヤモンドエレクトリックKD<6699>(東1)は引き続きタイの海外子会社閉鎖や高密度電力の車載充電器が材料視され急反発。ショーケースTV<3909>(東1)はAIins<4488>との提携が連日のストップ高 AIインサイド<4488>(東マ)との提携が連日材料視され大引けまで買い気配のまま連日ストップ高。ツインバード工業<6897>(東2)は朝のNHKニュース番組で新型コロナワクチン保存用の冷凍庫の確保が課題と伝えられ一段高。JMC<5704>(東マ)はリチウムイオン電池も非破壊検査できることなどが言われて再び出直り拡大。アルファクス・フードS<3814>(JQS)は27日発表の中期計画など材料に二段上げ相場の値幅妙味増幅とされ一段高。

 東証1部の出来高概算は14億2881万株(前引けは5億8279万株)、売買代金は3兆727億円(同1兆2280億円)。1部上場2177銘柄のうち、値上がり銘柄数は1158(前引けは1201)銘柄、値下がり銘柄数は934(同852)銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位は、ゴム製品、非鉄金属、海運、証券/商品先物、水産/農林、繊維製品、輸送用機器、銀行、保険、不動産、などとなった。(HC)

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