【株式市場】日経平均は大引け間際に353円安と3日続落だが材料株などの物色は活発

株式

◆日経平均は2万6436円39銭(278円03銭安)、TOPIXは1761.12ポイント(27.930ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億7265万株

 12月22日(火)後場の東京株式市場は、日経平均が前引けとほぼ同水準で始まり、時間とともに下げ幅を広げた。新型コロナ変異種が日本にも入ってきた場合の経済への影響に警戒感があり、株価指数の先物が重い。雪印メグミルク<2270>(東1)などのヨーグルト株や伊藤園<2593>(東1)は一段強含んだが、日経平均は大引け間際に352円76銭安(2万6361円66銭)まで下げ幅を広げた。大引けも安く3日続落となった。

 後場は、雪国まいたけ<1375>(東1)が一段と強含み、マイタケが免疫力に作用するとのテレビ情報番組の話が伝えられ活況。川本産業<3604>(東2)中京医薬品<4558>(JQS)は1~2月の急騰が想起されて出直り活発。タスキ<2987>(東マ)は給料日払いシステム「タスキDayPay」が飲食店などからの引き合い活発とされ出直り拡大。

 22日に新規上場の3銘柄は、ヤプリ<4168>(東マ)が11時2分に公開価格3160円の66%高の5240円で初値をつけ、高値は前場の5700円、大引けはは4500円。Kaizen Platform(カイゼン・プラットフォーム)<4170>(東マ)は取引開始と同時に1170円(公開価格は1150円)で初値をつけ、高値は後場の1440円、大引けは1270円。ウェルスナビ<7342>(東マ)は10時33分に公開価格1150円を50%上回る1725円で初値をつけ、高値は後場の2040円、大引けは1937円。

 東証1部の出来高概算は10億7265万株(前引けは4億8055万株)、売買代金は2兆320億円(同8939億円)。1部上場2185銘柄のうち、値上がり銘柄数は141(前引けは241)銘柄、値下がり銘柄数は2018(同1878)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けに続き全33業種が値下がりし、下落率の小さい業種は、ゴム製品、精密機器、食料品、医薬品、輸送用機器、小売り、保険、建設、銀行などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  2. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  3. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  4. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  5. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  6. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る