【株式市場】日経平均は後場持直し152円安、決算発表後に高下する銘柄目立つ

◆日経平均は2万6167円10銭(152円24銭安)、TOPIXは1862.38ポイント(16.01ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は13億7245万株

 5月10日(火)後場の東京株式市場は、経済安保法案の成立接近と伝えられ、電子部品株に中盤から小高くなる銘柄が見られたほか、セラミック・特殊陶株も一段ジリ高となり、紙パルプ株も一段ジリ高となった。米NASDAQ先物が高いとされ、半導体関連株にも持ち直す銘柄がみられた。日経平均は323円安で始まった後ジリジリ持ち直し、大引けは2日続落だが下げ幅を100円台まで回復した。

 後場は、前引け後に3月決算などを発表したプロルート丸光<8256>(東証スタンダード)が一段ジリ高となり、正午に発表した千代田化工建設<6366>(東証スタンダード)は一時急伸。13時に発表した住友電設<1949>(東証プライム)は急伸し、13時30分に発表した日本ハム<2282>(東証プライム)は急動意、14時に発表したノリタケカンパニーリミテド<5331>(東証プライム)も急伸。シンバイオ製薬<4582>(東証グロース)は新薬期待の材料株妙味に加え業績面でも注目できるバイオ株とされ出直りを強めた。

 東証プライム市場の出来高概算は13億7245万株(前引けは6億9401万株)、売買代金は3兆2346億円(同1兆6296億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は704(前引けは579)銘柄、値下がり銘柄数は1062(同1202)銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種(前引けは6業種)が値上がりし、値上がり率上位は、金属製品、電力ガス、ガラス土石、パルプ紙、小売り、化学、繊維製品、水産農林、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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