三菱化工機は「新型高性能小型オンサイト水素製造装置」も注目され一段高

■バイデン米次期大統領の地球温暖化防止政策に期待強まる

三菱化工機<6331>(東1)は1月7日、時間とともに上げ幅を広げ、9時50分にかけては8%高の3170円(227円高)まで上げて12月につけた5年ぶりの高値3285円に向けて続伸基調となっている。

 5日に投資有価証券売却益の計上を発表し、再び値動きを強めたが、「新型高性能小型オンサイト水素製造装置『HyGeia-A』」を開発し水素ステーション建設に注力する。米ジョージア州の選挙を経て、米国では上下両院とも民主党が多数を占める可能性が強まり、バイデン次期大統領の地球温暖化防止関連政策が促進されるとの期待が広がったもよう。次世代クリーンエネルギー関連株として注目が再燃した。

 水素ステーション用複合容器蓄圧器の研究開発をNEDO(国立研究開発法人:新エネルギー・産業技術総合開発機構)と推進する中国工業<5974>(東1)、「燃料電池用高圧水素ガスコンプレッサ」などを製造する加地テック<6391>(東2)も大幅続伸となっている。(HC)

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