【株式市場】日経平均は後場一段安となり大幅反落だが大引けにかけては持ち直す

株式

◆日経平均は2万8930円11銭(628円99銭安)、TOPIXは1884.74ポイント(19.8ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億8561万

 3月4日(木)後場の東京株式市場は、米シカゴの24時間取引でダウ平均先物やNASDAQ先物が一段と安いとされ、日経平均は後場寄り直後から一段安となり、そのまま13時過ぎに848円06銭安((2万8711円04銭)まで急落した。その後もソフトバンクG<9984>(東1)などは14時頃まで下値を追ったが、ソニー<6758>(東1)京セラ<6971>(東1)などは13時過ぎから急速に回復。日経平均も持ち直した。大引けは2月26日以来の2万9000円割れとなり大幅反落。

 後場は、日立造船<7004>(東1)が前場に続き全個体電池への期待でストップ高に貼りついて売買され、リコー<7752>(東1)は大規模な自社株買いが好感され買い気配のままストップ高で推移。ADEKA<4401>(東1)は業績動向を再評価とされ中盤から一段高。パシフィックネット<3021>(東2)は「ゼロタッチキッティング」がテレワーク開始に便利とされて本日の高値圏で推移。ロゼッタ<6182>(東マ)は外国語が話せなくても会話できる「友(ユー)コネクト」が材料視され1週前の高値に急接近。ソフィアHD<6942>(JQS)は今期の大幅増益予想の見直し再燃とされ一段高。

 東証1部の出来高概算は12億8561万株(前引けは6億2021万株)、売買代金は2兆7612億円(同1兆2479億円)。1部上場2194銘柄のうち、値上がり銘柄数は787(前引けは337)銘柄、値下がり銘柄数は1295(同1724)銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種(前引けは4業種)の値上がりしにとどまり、値上がり率上位の業種は、海運、不動産、銀行、石油/石炭、水産/農林、その他金融、などとなった。(HC)

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