恵和は上値試す、21年12月期大幅増益予想

株式市場 銘柄

恵和<4251>(東1)は光学シート事業と機能製品事業を展開している。21年12月期はテレワーク等でノートPCやタブレット関連の需要が好調に推移し、光学シート事業が牽引して大幅増益予想としている。収益拡大基調を期待したい。株価は戻り高値圏でモミ合う形だが、日柄調整完了して上値を試す展開を期待したい。

■光学シート事業と機能製品事業

 光学シート事業(液晶ディスプレイのバックライトユニットに使用される特殊光学シートの光拡散フィルム、高機能光学フィルム、複合拡散板)と、機能製品事業(防湿性・耐熱性・耐久性等の特定機能を付加した産業用包装資材、工程紙、農業資材、クリーンエネルギー資材、インフラ関連資材)を展開している。20年12月期の売上構成比は光学シート事業66%、機能製品事業34%だった。

 光学シート事業では直下型ディスプレイ部材としての複合拡散板、機能製品事業では次世代エコカー電池用部材としてのクリーンエネルギー資材、コンクリート保護シートなど拡販を強化している。

 20年12月には、クリーンエネルギー資材分野の高機能フィルムが、トヨタ自動車<7203>の燃料電池自動車「MIRAI」の燃料電池関連部材として採用された。

 21年2月には生産集約に伴う工場移転統廃合を発表した。SAFC K-Site(旧九州工場)での生産品目を滋賀AFセンターに移管(21年10月末予定)する。

■21年12月期大幅増益予想

 21年12月期連結業績予想は、売上高が20年12月期比0.9%増の148億74百万円、営業利益が22.0%増の13億44百万円、経常利益が30.3%増の12億98百万円、当期純利益が34.3%増の9億94百万円としている。

 光学シート事業は18.0%増収で15.4%増益、機能製品事業は32.6%減収で11.4%減益の計画としている。

 光学シート事業はテレワーク等でノートPCやタブレット関連の需要が好調に推移し、高精細需要に応える直下型mini LED液晶の採用拡大に伴って複合拡散板が大幅伸長する見込みだ。機能製品事業は新型コロナウイルスの影響で既存分野の受注が減少するが、利益の少ない品目の整理、工場移転統廃合による生産体制合理化など、事業再構築に取り組む方針としている。収益拡大基調を期待したい。

■株価は上値試す

 株価(20年12月17日付で東証2部から東証1部に指定替え)は戻り高値圏でモミ合う形だが、日柄調整完了して上値を試す展開を期待したい。3月5日の終値は2044円、時価総額は約180億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■「ちきゅう」を投入、令和8年1月から2月にかけて実証  内閣府戦略的イノベーション創造プログラム…
  2. ■人工知能基本計画が始動、利活用から開発への循環促進、世界最先端のAI国家を標榜  政府は12月2…
  3. ■222社分析で売上2兆円台復帰、利益は1,435億580万円へ倍増  東京商工リサーチ(TSR)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  2. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…
  3. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  4. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…
  5. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  6. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る