【株式市場】景気敏感株が強いが半導体株など一服模様で日経平均は小幅安、TOPIXは小幅高

株式

◆日経平均は2万9685円77銭(10円86銭安)、TOPIXは1959.83ポイント(5.49ポイント高)、出来高概算(東証1部)は5億3016万株

 4月7日(水)前場の東京株式市場は、日本製鉄<5401>(東1)、日本郵船<9101>(東1)に代表される景気敏感株が強く、日経平均は9時30分過ぎに171円31銭高(2万9867円94銭)まで上げた。一方、信越化学<4063>(東1)など半導体株の一角は重く、日経平均は11時にかけて173円08銭安(2万9523円95銭)まで下落。前引けは戻しきれずに軟調。TOPIXは小高い。

 東芝<6501>(東1)が英国系投資ファンドから買収提案との報道を受けて「慎重に検討」と発表したため買い気配のままストップ高。東芝テック<6588>(東1)や芝浦メカ<6590>(東1)なども一斉高。プレミアG<7199>(東1)は子会社のキッチン化―事業提携などが注目され実質的な上場来の高値。マルマエ<6264>(東1)は半導体製造装置向け事業の繁忙など見直され大きく反発。カワセコンピュータ<7851>(東2)はワクチン接種や給付金などにからむ自治体関連受注旺盛とされて出直り拡大。ココペリ<4167>(東マ)は22年3月期の業績さらに拡大との見方で出直りに弾み。

 ファブリカコミュニケーションズ<4193>(JQS、名2)は9時28分に公開価格6000円を15%上回る6900円で初値をつけた。表示灯<7368>(東2)は9時58分に公開価格2000円を34%上回る2672円で初値がついた。

 東証1部の出来高概算は5億3016万株、売買代金は1兆1957億円。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は1590銘柄、値下がり銘柄数は496銘柄。

 また、東証33業種別指数は26業種が値上がりし、金属製品、鉄鋼、海運、ゴム製品、ガラス土石、倉庫運輸、非鉄金属、その他金融、食料品、不動産、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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