【株式市場】好業績株など高いが新型コロナ情勢など気にされ日経平均は中盤から下げる

株式

◆日経平均は2万9616円71銭(151円35銭安)、TOPIXは1956.45ポイント(3.02ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億9894万株

 4月12日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNY株のダウ、S&P500最高値などを受け、日経平均は取引開始直後に107円98銭高(2万9876円04銭)まで上げたが、これを高値にダレ模様となった。米国で法人税引き上げ観測が出たこと、日本で新型コロナワクチンを2度接種済みの医療関係者の感染が伝えられたこと、などで、日経平均は10時30分過ぎから下げ幅を広げ、前場はほとんど安値引けとなった。

 わらべや日洋HD<2918>(東1)やイワキ<8095>(東1)、ワキタ<8125>(東1)などが業績予想の増額修正や好決算と今期拡大予想などを好感されて値上がり率上位に並び、ウイルコHD<7831>(東2)は今期大幅増益予想や新型コロナワクチン接種関連用品への思惑などで3日連続大幅高。バリューゴルフ<3931>(東マ)やグラファイトデザイン<7847>(JQS)はプロゴルフ松山英樹選手のマスターズ優勝が材料視され急伸。

 東証1部の出来高概算は少な目で4億9894万株、売買代金は1兆488億円。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は1114銘柄、値下がり銘柄数は953銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種が値上がりし、電力/ガス、倉庫/運輸、陸運、卸売り、繊維製品、輸送用機器、保険、情報/通信、鉄鋼、不動産、などが高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る